2011年12月17日土曜日

雲龍・その1~Dragon in clouds・Part1

いや~気付けばもう12月も折り返し地点を過ぎていましたね。
 今年こそは年賀状を自作の根付を…と長年温めてきた(放置していたともいう)雲龍を引っ張り出してきました。羽衣はこの状態のまま桐箱に入れて冷却期間です。

 べ…別に…嫌になったわけじゃないんだからね!
 というわけで雲龍にも使う…場所あんまりないけど、三角刃を数本購入へと大阪へ行きました。
 ハイス鋼あり、ちょっと安いのあり、角度が違うのあり…細めの物を中心に購入です。
 何か違和感ありませんか?下の物がごく普通に売られているもので
 普通ならば三角刃は刃先が90度になっているものがほとんどで、このように手前の方に角度が付いているは非常にレアで数年前に一度しか見たことがありませんでしたが、これが非常に使い勝手がいいんですよね。私の持っている三角刃も自分で加工してこのようにしてあります。何故使い勝手がいいと言いますと筋を彫っていくとき先が見えやすいんですよね。羽衣の根付でも大活躍しています。

 さて引っ張り出してきた雲龍…
 ちょっと彫ったところがいい色になってきています。この黄楊も朝熊黄楊でなんとまぁ彫りやすいこと。30年物だから着色する時は緊張刷るだろうけど…まずは年末に向けて彫りすすめなければ! …実は裏面ほとんど手がはいっていないんだよな。…見えるところだけ…いやいかん、最後を締めくくるのに自分に厳しくなくっちゃ。

 Hello. By the time I started making yet clumsy "Yunlong" began to make more of. "Robe" is a little break until next year.
In Japan, "Zodiac" and the counting of years Arimashi of next year, "Dragon" is the year.
I make this "dragon" is "Toyomasa" is a copy of, and how much fun you can thin his produce to the world of netsuke.
I celebrate the new year printed on the card and the way we want to send to a friend is.
Let me give you valuable feedback is very happy if you may want.


Salut. Au moment où j'ai commencé à faire encore maladroite "Yunlong" a commencé à faire plus d'. «Robe» est une petite pause jusqu'à l'année prochaine.
Au Japon, "Zodiac" et le dépouillement des années Arimashi de l'année prochaine, "Dragon" est l'année.
Je fais cette «dragon» est «Toyomasa" est une copie d', et combien d'amusement vous pouvez minces ses produits dans le monde de netsuke.
Je célèbre la nouvelle année imprimée sur la carte et la manière dont nous voulons envoyer à un ami.
Laissez-moi vous donner des commentaires précieux est très heureux si vous pouvez.


Привет. К тому времени я начал делать еще неуклюжие "Юньлун" начал делать больше. "Одеяние" является небольшой перерыв до следующего года.
В Японии, "Зодиак" и подсчет лет Arimashi следующего года, "Дракон" является год.
Я делаю это "дракон" "Toyomasa" является копией, а сколько удовольствия вы можете тонкие свою продукцию в мире нэцкэ.
Я праздную Новый год напечатаны на карте и, как мы хотим, чтобы отправить другу есть.
Позвольте мне дать вам ценную обратную связь очень рады, если вы захотите.


Dobrý den. V době, kdy jsem začal dělat ještě neohrabaná "Yunlong" začal dělat více. "Robe" je malou přestávku až do příštího roku.
V Japonsku, "Zodiac" a počítání let Arimashi příštího roku, "Dragon" je rok.
I tuto "drak" je "Toyomasa" je kopie, a kolik zábavy si můžete slabou produkovat do světa Netsuke.
I oslavit nový rok vytištěné na kartě, a způsob, jakým chcete poslat příteli je.
Dovolte, abych vám cennou zpětnou vazbu, je velmi rádi, když budete chtít.


Hallo. Als ich angefangen, noch ungeschickt "Yunlong", um mehr von machen begann. "Robe" ist eine kleine Pause bis zum nächsten Jahr.
In Japan, "Zodiac" und die Zählung der Jahre Arimashi des nächsten Jahres, "Dragon" ist das Jahr.
Ich mache diese "Drachen" ist "Toyomasa" ist eine Kopie, und wie viel Spaß man seine Erzeugnisse in der Welt der Netsuke dünn.
Ich feiere das neue Jahr auf der Karte und die Art und Weise wollen wir an einen Freund senden gedruckt wird.
Lassen Sie mich Ihnen wertvolles Feedback ist sehr glücklich, wenn Sie wollen können.


Hi. Tegen de tijd dat ik begon met het maken nog onhandige "Yunlong" begon meer te maken van. "Robe" is een kleine pauze tot volgend jaar.
In Japan, "Zodiac" en het tellen van jaren Arimashi van volgend jaar, "Dragon" is het jaar.
Ik maak deze "draak" is "Toyomasa" is een kopie van, en hoeveel plezier je kunt produceren zijn dun in de wereld van netsuke.
Ik vier het nieuwe jaar gedrukt op de kaart en de manier waarop we willen sturen naar een vriend is.
Ik geef u waardevolle feedback is erg blij als je wilt mag.


Привіт. До того часу я почав робити ще незграбні "Юньлун" почав робити більше. "Вбрання" є невелика перерва до наступного року.
В Японії, "Зодіак" і підрахунок років Arimashi наступного року, "Дракон" є рік.
Я роблю це "дракон" "Toyomasa" є копією, а скільки задоволення ви можете тонкі свою продукцію у світі нецке.
Я святкую Новий рік надруковані на карті і, як ми хочемо, щоб відправити другу є.
Дозвольте мені дати вам цінну зворотний зв'язок дуже раді, якщо ви захочете.


Hi. Pada masa itu saya mula membuat lagi kekok "Yunlong" mula membuat lebih. "Robe" adalah memecahkan sedikit sehingga tahun depan.
Di Jepun, "Zodiac" dan pengiraan tahun Arimashi tahun depan, "Dragon" adalah tahun.
Saya membuat "naga" adalah "Toyomasa" adalah salinan, dan berapa banyak keseronokan anda boleh menghasilkan nipis ke dunia netsuke.
Saya menyambut tahun baru dicetak pada kad dan cara kita hendak hantar kepada kawan adalah.
Izinkan saya memberikan maklum balas yang bernilai sangat gembira jika anda mungkin mahu.

 そいえば最近ホームベーカリーなるものを買って二日に一回ほかほかの食パンを焼いています。これがなかなかの優れもので前夜に材料をケースに放り込んでおくだけで
 翌朝にはほかほかのパンが。自分で作ってるという味付けも美味く感じさせるんだろうな。

ご意見、ご批評よろしくお願い致します

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2011年12月13日火曜日

礒江毅=グスタボ・イソエ  ~師走はのんびり~

ちょっと早いですが今年頑張った?御褒美に自分へのクリスマスプレゼント。
 よく見ると"gator"と"rosewood"の文字が!
 そうです、ebayのオークションです。「ワニ皮」「ローズウッド」…どちらもワシントン条約に抵触していますねぇw ええ、確信犯です。
 この"gator"というのは楽器ケースのメーカーなんですよね。何をどう勘違いしているのか分かりませんが。ちょっとどきどきしながらケースの詳細を見ましたが「ワニ皮」は100%使用されていないようです、当然ながら。
 ローズウッドも前回ギターのネックを落札した時にワシントン条約を色々と調べたんですよ。
 近年ではギターでいうところのローズウッドとは、輸出入の規制がある「ブラジリアン・ローズウッド」ではなく、大雑把に言うと黒っぽい縞模様があって焦げ茶色がかっているなんですね(近縁種みたい)。実際に規制のかかるブラジリアン・ローズウッドを使用した楽器は山ほどあるわけですが、それは僕がおいそれと手を出せる金額ではありません。
 実を言うと落札したギター、Made in Japan で逆輸入する事になるんですよ。
 Fenderというメーカーの日本工場で製作されたもので、製作された年、そして安心wの日本製。そしてブラジリアン・ローズウッドを使った物なら輸出許可書とかも付いてるはずです。
 クリスマスには間に合わないだろうけど、年内に届くと良いな。

 さて今日はちょっとした事で戸籍謄本が必要となり、一路奈良県へと向かいました。結婚した時に住民票と一緒に動かして、奈良を離れるつもりはなかったんだけどな、人生色々あります。
 午前中に用事を済ませて午後からぶらぶらしようと思っていたのですが、ならやま大通り押熊交差点に来た時に「ベビーフェイス」ってまだ営業してんのかな? …営業していました。十数年ぶりです、意味なく大盛りのスパゲッティを頼んでちょっと後悔。
 満腹になると急に眠気が襲ってきます。車を一路平城宮跡へ。
 気がついたら15時過ぎ、大慌てで奈良市役所へ謄本を取りに。
 時間も16時近くなってきたので、もう帰ろうかなと考えていたのですが奈良県立美術館にて「礒江毅=グスタボ・イソエ マドリード・リアリズムの異才」展があったのでそれを時間ぎりぎりに観に行きました。
 個人的には楽しめた展示でしたね。ただ、細密を売りにしてるんだからガラス越しの展示はどうかなと。かゆい所に手が届かないそんな展示で…
 感想を言えば、何故日本に帰って来たんだろうなと素朴な疑問。感受性の強い二十代なったばかり、単身でスペインに乗り込みリアリズム絵画をスポンジに水が吸収されていくような流れは見ていて感心するばかりでしたが、晩年日本に帰ってきてからは空間がなくなってしまった、前にも岸田劉生でも書きましたが、表面的になりすぎてフレームの外をイメージできなくなってきている気がしたんですよね。存在感が希薄というか(あくまでも個人の意見です)。アンダルシアの青い空、からっとした空気の中でしか表現できなくなっちゃったんじゃないのかな、そう邪推してしまします。
 最近発見された若き日のクロッキーやデッサンなど、何だか懐かしい気持ちが出てきましたね。僕とは16歳の年齢差ですが、描かれていたものを見てると予備校の頃、こんな風に描いてみろと、そこの先生と同世代で、写実なんかの世界的潮流だったのかもしれませんね。お手本だったのがこの時代のこんな感じの描き方。
 昔が良かった、今は駄目なんて否定は意味がないのでしませんが、今の受験生の絵を見るとげんなりし、またそれが表現だと思い込んで大学でもその延長っていうのもどうかと。

 先日井上実君と電話で無駄話。石膏デッサンしたいよなと何故か意見が一致。今だと写真使わないと形取る自信ありません、というか気力と集中力が持たないでしょうけど。
 子供が美大受験するって言うまで石膏像は買いませんがw

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2011年12月1日木曜日

紅葉の京都をぶらり…

最近季節はすっかり冬の気配でしたが、昨日(11月30日)はオーバーを着ているとちょっと汗ばむ気候でした。
 そんな中、紅葉の季節真っ只中の京都へ足を運びました。
 紅葉鑑賞と洒落込みたかったのですが、10年程前に三千院でバス待ち3時間、すし詰めがトラウマになっているのでそれはパス。ちょっともったいない気もしたけど…。
 町を歩いているとちょっとした装飾のお寺に…
 上を見上げても小粋な意匠がちらり。
 京都は当てもなく歩き回る町だと思っているので住みたいとは思った事はないですが、奈良に住んでいた時はならまちには住みたいなぁとは思っていたんですけど。京都はごちゃごちゃと詰め込まれた神社仏閣や観光客の印象があって、智恵子抄じゃないけど空がない気がして。外国人が町家を粋に住んでるのを見るとちょっと心動かされたりするんですけどね。

 さて昨日は

印籠の専門店・御河屋さんから印籠の木地をお送りして頂いたのでそれに合う組紐を買いに京都へと足を運んだわけです。
 印籠の専門店・御河屋さんの店主様が御病気との事、早く治癒されてまた素晴らしい手仕事を届けて欲しいと思います。
 木地観てると漆塗りたくなります。本で読んだ知識しかないのでかぶれて嫌になるのが落ちでしょうが、漆も一通り勉強しても損はないですからね。
 根付と印籠の木地に合う組紐をインターネットの通販で買おうと色々と探していたのですが、実際の色や太さ等が分からないので京都へと買出しに来たわけです。
 阪急電車の河原町駅からそれほど遠くない伊藤組紐店さんです。
 写真ではちょっと分かりにくいですが、4色あります。
 お店の方に色々と質問させていただいて印籠をぶら下げる紐の長さや種類等を教えて頂き大変勉強になりました。
 印籠木地、組紐は後日ちょっとした物を造ろうと思っているのでそれのための材料集めです。でもこれだけ集めると着物を着て根付と印籠提げてみたくなります。

 昔は修学旅行の学生相手の店だらけだったのが和物を扱うお店増えましたね。スカジャンwなんかもカッコいいのがあったのですが値札を見て逃げました。
 せっかくなのでいつも小銭をポケットでじゃらじゃらさせていたので買いました。カエルグッズがまた増えましたw

 そういえば清宗根付館の秋の展示があったよなぁとインターネットで検索すると、今日まで(11月30日)でしたので観に行く事にしました。
 うん、皆さんいい仕事してますね。負けないようがんばらないと。また、私よりも若い世代の根付師の仕事も多数あり。焦ってもしょうがないし地道にコツコツと…
 しかし膨大な量のコレクションですよね。現代根付の大多数がここに集まっている感じです。

 職人のドキュメントを観るのが好きなので図録よりDVDを購入。
 …
 …どこかで見た様な質感…
 …DVD-Rでした。館内で流れていたのを観ただけでまだ全部は観ていないのでアレなんですが、こういういい内容のものは売れると思うのでちゃんとプレスした方がいいんじゃないかなと。

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