2011年6月30日木曜日

戦争と…

 ウチの子供は小学四年生になります。この間国語のテスト用紙を見ていて懐かしさと切なさが僕を襲いました。
 "一つの花"
 教科書が違っていたら知らない方も多いでしょうが、僕が四年生の頃から続いて載っているのだから30年以上子供達に平和を訴え続けているんでしょうね(決して一番にならなくてもいいんだよと努力を認めない歌とは違います)。
 浪人してた頃に湾岸戦争があって、テレピンオイルや油絵具値上がりするんとちゃうかぁなんて言ってるような牧歌的なノンポリな人間ですが、自分は…そうだな、親を悲しませるし、子供も一人ぼっちになるから行きたくないな。まして子供が徴兵される事にでもなったら中立国に逃げ込むだろうな。…思想的ではなく文化的右翼だから、そっちの方面では動くかな…やっぱりレオナール・フジタにはなれないや。
 戦争は嫌だ!

 …前置きは置いといて…戦争映画が大好きなんですよ。ええ、えげつないのは嫌いですが、観ていてスカっとするのが好きですね。"脱走山脈"なんか風景が美しすぎるのと、話と音楽がとても素敵で観ていて涙が出てきます。また潜水艦ものも名作が多いですよね(除くローレライ…原作が寝るのも忘れるくらい読んでいて面白かっただけに残念だ…)。
 で一番じゃないけど、観ていて飽きないというか何度観た事か…大好きなのが
 "戦略大作戦"
 馬鹿馬鹿しくって見た後に爽快感しか残らない戦争映画もなかなか少ないですよね。そして一番カッコイイのが主役のイーストウッドではなく、シャーマン戦車に騎乗するオッドボール軍曹なんですよ。もう時代考証や話のつながりなんて無茶苦茶な映画ですが、時にヒッピーもどき、時に軽口をたたき、そして締める時はビシっと…
 いてもたってもいれません、オッドボール・シャーマン戦車を作りたいと!
 と言うわけで…
 オッドポーール・シャーマンを作って見たくなりました。HPを検索していると結構な人がオッドポール・シャーマンにチャレンジしていて、リモコンで動くすげぇの一言の出る物もありました。
 細かい所は気にしないと思っていても、調べているとオッドポール・シャーマンは撮影によって色々変わっているようです。
 と言う訳で練習用に買ってみました。上記のオッドポール・シャーマンはエッチングパーツやレジン、履帯も買いましたからねぇ、失敗は許されないのです。
 このシャーマン戦車、調べていると色々な種類があり、アメリカ軍の星マークが付いていても、連合国が使用していたりで適当に作れる代物ではない事が分かってきました。
 う~む、奥が深いというか、ただ僕の煩悩が多すぎるのか…
 今すぐにでも造りたいんだけど、今は梅雨時、フラットクリアーとはいえ湿気で白く曇ってしまうのが嫌なのと、現代木彫根付芸術祭(一等の賞金が下がった?)の作品造りを始めないとタイムリミットが近付いてきているので、しばらく我慢の日々ですね。
 僕の部屋の煩悩の数々です
 ポルシェ935大好きなんですよ。934やカレラみたいなかえる顔も捨てきれないのですが、やっぱり935です。1/12二台持っています、ええ馬鹿です。一台はエッチングパーツが入っているというだけで買ったものです。
 実はポルシェ917も大好きなんですよ。スーパーカーブームの頃、アルファロメオT33かフェアレディZ(S30)、ポルシェ917、シボレー・コルベット、カウンタックミウラ(僕の住んでいる町にカウンタック大阪なるショールームがあるんですが、カウンタック尼崎やろと百回くらい突っ込み入れたくなります、まぁ客層選べよとも…)どれが最初か覚えていませんが、流線型のフォルムが大好きになって今に至る…まぁ、上記の車には乗ったことがありませんがね(思い出した、前の会社にいた時センチュリー運転させられたし、終電後家に乗って帰る時生駒山を攻めたなw、最初に買った車はサニトラだからハイラックスは似たようなもんか)。
 本当に煩悩の塊ですね。実は倉庫にはこれの20倍ぐらいの模型が積んであります。この調子で行くと完成するまでに200歳くらいまで生きないと完成しなさそうです。

 …根付は完成させたいですけどね。

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2011年6月25日土曜日

彫刻刀を作るという考え方

 彫刻刀を買ってきました。
 三木章刃物本舗さんのパワーグリップと言う種類で、一本税込525円です。
 いつもなら彫刻刀だけを買うのですが(柄は自分で好みの形に作るので)、思うところがあり平刀、印刀共に幅1.5mmのものを数本購入しました。
 市販されている一番細い彫刻刀は知る限りでは幅1mmまでで、それ以下になると自作になります。
 自作というからにはそれなりの材料を求めなければいけません。手軽に1mm以下の幅となると、師匠から教わったハイス鋼のドリル刀を丸棒にねじ込んで、先を研磨して平刀、印刀、丸刀と作るのですが、細くなれば先端が伸びているとしなってあまり使い物になりません。だいたい1cmぐらい頭出しするのが限界ですね。だからもっと細かい所を掘り進めたい時にはお手上げになってしまいます。
 三木章刃物本舗さんには全く恨みなんてありません。
 ばらしてみました。普通に売られている物の1/3…1/4位の長さですね。本格的に彫刻をする人にはおすすめ出来ないものですね(自作した彫刻刀や、良心的な刃物屋さんの商品は削って短くなっても使えますからね)。まぁ525円だから贅沢は言えません。
 それらを集めて…
 磨いで1mm以下に削る事にしました。これなら多少細くなっても多分しなる事はないと信じたいですが。
 取りあえず荒砥で…
 ぐるぐる…あんまり回しすぎるとおもちゃの研磨機なんでモーターが焼けてしまいますので、ぼちぼちと…

 そして今日の一位一刀彫・鯉です。
 今夜中には目の象嵌までいきたいものですが、最近私用でバタバタしていてあまり手が進みません。
 時間とお金…取りあえず時間が欲しいですね。
 昔からスケジュールをきっちりと作らないと、いつまで経っても何も動きません。というか、今日出来ることは明日に…というようなグータラ人間なのでこの日にはこれ、この時間はこれ、そういうふうに自分を管理しないといけません。
 …京都の美術館、一日で三館回れるかなぁ?最近じっくり観る癖がついちゃったからなぁ(もちろん何某新聞ご挨拶何かは読みませんが)。
 …岡山行きの切符、何か展覧会観に行きたいのあったんだけどなぁ、思い出せないなぁ…思い出したら大阪の会期が過ぎ去った後でした。ここまで来たら勢いです、今月の生活費考えてませんw 岡山県立博物館「幕末・明治の超絶技巧 世界を驚嘆させた金属工芸-清水三年坂美術館コレクションを中心に」…まぁ清水三年坂美術館行こうと思ったらいつでも行けるんですが、そういう考えがいけないんですね。思い立ったら即動く。岡山県立美術館、博物館の会期終了間際に琳派…よ…予定が…綱渡りだな。

 財布が軽くなった分フットワークも軽くなったか!俺!

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2011年6月19日日曜日

牙彫りと左刃・2

 首を長くして待っていた左刃が届きました。最初は焼き戻しと磨ぎだけだったのが、オプションを付けて帰ってきました。工房あんと加藤君ありがとう! やっぱり持つべきものは友達ですね、と言うか、普通は身近に鍛冶屋さんなんていないですよね。自分は幸せな境涯でそれを感謝すべきですね。そしていい仕事をしてもらえたら気持ちがいいですね。自分もそうなるように頑張らないと、と、勉強…
 …う~ん、やっぱり微妙なニュアンスは言葉じゃ難しいなぁ。雰囲気は何となく分かるんだけど。まぁ焦らずに根付教室に復帰した時や、楽虫さんが左刃の使い方の動画アップして下さるのを待つのもよし。焦って眼も当てられない物造ってもしょうがないですからね。そして目下製作中の一刀彫も山場に差し掛かってきたし…
 まだまだ造りたい物が多くありすぎて、どれから手を付けたらいいのか。取りあえずは一つ一つ造ってそれを土台に築き上げていくしかないんですがね。
 鯉一刀彫ですが、一応ヒレで自立するようにはなっています。やっぱり鯉は跳ねた感じが絵になると思いますからね。

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2011年6月17日金曜日

眼鏡

 僕は近視なもんで、普段から眼鏡をかけています。コンタクトレンズにしようと思ったことはないですね。ものぐさなのでかけっ放しの方が気が楽です。最近はやめましたが、昔は眼鏡をかけたまま寝たものです、嫁さんがびびっていました。
 下の画像は現在使用中の眼鏡と、度を入れた同じ形のサングラスです。
 最近は根付を彫る時、眼鏡をちょっとずらしてするというのが一番よく見えるという感じでした。
 根付を始めた頃、細かい部分を見るのに買ったのがこれ。
 定番のヘッドルーペですね。倍率は2倍だったかな?愛用していたのですが、夜作業をして、次の日の朝髪型が変になるのと(見た目を気にしませんが…)もっと大きく見えるものが欲しくて…
双眼めがねと言う物を東急ハンズにて発見、倍率は1.5倍、2.0倍、2.5倍のセットで2.5倍を使っていました。細かい部分が見えるに従って格段に作業は捗りました。しかしやっぱりコレもちょっと問題があって、眼鏡自体が重くなっちゃうんですよね。だからいちいち元に戻したり、顔を洗って脂を落としたりするのが面倒になって、上記に書いたような方法で根付を彫っていました。
 やっぱり裸眼は裸眼、細かい所の作業には限界があります。
 先日オープンしたての東急ハンズ梅田店で左刃を探していた時、ふと気になる一角が…分かりやすく1.5倍、2.0倍、2.5倍、3.0倍と書かれている眼鏡コーナー…そうです「老眼鏡」です。
 そういえばY師匠も眼鏡を使い分けているとおっしゃっていた事を思い出して、こわごわ手にした眼鏡。いやーよく見えますね。3.0倍は売り切れてたみたいで商品が見つからなかったのですがすごい。コレは買いだと家に帰って即アマゾン。ありますねぇ、3.5倍までありました。
 感動です。これで細かい所まで気楽に彫ることが出来そうです。
 あえて言います、不惑を過ぎましたがコレは老眼鏡ではない、ルーペだと!
 作業する時以外にかけると何が何だかわからなくなりますからw

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2011年6月16日木曜日

森川杜園・2

 先日のブログの後、森川杜園を色々ググってみてたんですね。図録なんかはもう入手できませんね。あきらめずぼーっと見ていると検索結果が!!

 森川杜園『正倉院御物写』の世界

探せば出てくるもんですね。早速一冊お願いしました、東京大学大学院工学系研究科建築学専攻・東京大学史料編纂所付属画像史料解析センター…長いw

 そして送って頂いたのが…
 正直に話しますと思っていた図録じゃなかったのですが…それ以上の価値のある中身でした。
森川杜園はもしかしたら同時代の画家なんかよりもずっと巧いんじゃないんだろうかと思わせる筆、鉛筆もしくはペン。卓越したデッサン力が素晴らしい模刻へと繋がるのだと思います。
 黒田清輝や安井曽太郎なんかの、西洋的な明暗で立体感を出すのに木炭で光と影で劇的な空間を描いた物と比べても遜色がないどころかそれ以上、日本画の下絵でもこういったものは見たことがありません。図録ナンバー1は繊細な線の強弱だけで立体を表現しているんですよね(川を描いた淡彩素描にも見えます)。本当にこの当時の画家達、誰もこれできなかったと思います(僕の乏しい記憶ですが)。
 またページをパラパラ…正倉院の鏡箱等の意匠を淡彩で描き写した物はウイリアム・モリスを思わさせる繊細でいて華やかな意匠…しばらく呆然と眺めていました。中国とかではほとんど残っていないだろう美術品。日本ってすごい物を残していたんだなぁ。
 稲田先生、森川杜園の模刻の仕事がありましたら手弁当で駆けつけますのでその時はよろしくお願い致しますw
 またこのような素晴らしい研究を心から尊敬します。今後ともご研究が発展される事をお祈り申し上げます。

さて、一位一刀彫
7~8年前に飛騨高山で購入したものです。
此の時印籠根付博物館?に行きたかったのですが、子供がベビーカーに乗っていて、嫁さんも全く興味がなさそうだったのでキャンセルされました(行っとけばよかったなぁ)。
 鯉を彫っています。まだ三分くらいですかね、お腹と背中の丸みをもうちょっと攻めてみます。

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2011年6月10日金曜日

森川杜園

 本日無事一位の木が送られてきました。
 早速切り出しました。久しぶりに鋸で切ったので汗かきました(いつもなら電鋸なんですが)。体力落ちてるなぁと思いつつ…ベランダで作業してたので切り落とした瞬間パコーンと割れちゃいました。乾燥完璧ですね。ちょっと彫ってみましたが黄楊や縞黒檀に慣れた刃先がすいすい。強度を考えた意匠を考えないといけませんね。

 一刀彫ということで…
森川杜園の図録を引っ張り出してきました。改めて観るとやっぱり巧いですね。何年か前、東京国立博物館の常設展示で龍燈鬼立像と天燈鬼立像が展示されていて、何だか違和感を感じました。何かが違う…大きさでしたが半分くらいの大きさだったんですね、作者名を見ると森川杜園だったので、一刀彫の印象が強かったので意外だったのを覚えています。結構正倉院の模刻なんかされていて、こういうので腕を磨いたんだろうなと思います。ご他聞に漏れず絵の方もなかなかいいものが残っているみたいです。
 この図録の展覧会は観てはいないのですが、現代美術を志してた頃だから10数年前、勉強にと買いあさっていたのが、今役立っています。龍燈鬼立像と天燈鬼立像は大好きな像なのでいつか僕も模刻してみたいですね。

 …やっぱり奈良はいいなぁ。想い出ありすぎて切なくなるけどもう一度住みたいな。

 そういえば奈良に住んでた頃、芸大美大受験の予備校の先生をしていた時期があって、石膏像の面取りされた大顔面ミロのビーナス意地でも描かせなかったな。あれもある意味一刀彫w
 図録を観てると面の出し方がモチーフをよく観察されているせいか微妙なんですね。ああいう石膏像の稜線を追っただけでない形がそこにあるんですね。此の印象をなんとか物にして彫りに繋がれば、そう思います。

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2011年6月9日木曜日

今月の目標

 ずっとネットで調べても開催されるかどうか分からなかったので光記念館世界現代木彫根付芸術祭が開催されるか問い合わせ(前回の大賞作変な意味でメジャーになってるな…)。開催の確認と受付締切日を確認。
 個人的な事情でお金を稼ぐ仕事をお休みしているので今月中には完成させたい。

 左刃を頼んだ鍛冶屋さんの友達から連絡があり、あんなの使えねぇよみたいな事を言われてまぁそんなもんだろうと思っていたので「新たに作ってよ」と我がままな注文。いい仕事期待してます、加藤君w

まぁこの意匠は数年前から暖めてきたもので、一度途中まで(こんなのばかりだな、俺)造っていたんだけど、黄楊から黒い節が出てきて嫌になって放置。心機一転造り始めています。題材はまた金魚ですがどうなることやら。世界現代木彫根付芸術祭に向けて余裕を持ってマケットを造ったりしながら計画と製作を進めています。

 あと今月中にもう二つ造りたいもの。一位の木の一刀彫。印籠屋さんに我がままを言って無垢の印籠を造って頂いているのですが、こんな印籠もどうですかと見せていただいたページのそれに合うようなのを造ってみたいと思い、先日材木屋さんにて一位の木を発注。明日届くのでちょっと楽しみ。意匠を考えたりマケットを造ってる時はあれよあれよと意匠が思い浮かぶのですが、根付としてどこまでやれるのかを考えると…まぁ制限の中でどれだけの物を造れるのか…自分自身の成長にも関わってきますね。
 今月は気合で乗り切らないと。

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2011年6月6日月曜日

牙彫りと左刃

本日東急ハンズ池袋店から左刃が届きました。
楽虫さんの所で大いに話題になりました。…たしかに焼戻し、砥ぎが全くなされてませんね。知らない人がこれを手にしたら確かに牙彫りは難しいと思うのでしょうね、というか使えない。
焼戻しと砥ぎを友達の鍛冶屋さんに頼むために、こんなイメージでと齋藤美洲さんの「根付彫刻のすすめ」を久しぶり見たら…出てましたね、こんな感じっていう左刃のイラスト。砥ぎの見本となるように同封して送りました。
まぁ上記の写真に写っている猪の牙を石見根付っぽく造ってみたいと思ったのが始まりでして、さすがにこの三本だけじゃ出来る事は少ないだろうなとは思いますが。
取り合えず今はイメージを練っている段階で、手を付けるのはまだまだ先になりそうです。

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2011年6月3日金曜日

歌川国芳展

写楽を観に行けなかったからというわけではないのですが
歌川国芳を観に行ってきました。
国芳と言う事でお出迎えですw

予想以上の面白さでしたね。
浮世絵を舐めていました。限られた版や和紙のなかであれほどの世界が広がっているなんて。
展覧会は基本的には流してから気になった物を観る見方だったんですが、3時間以上会場で最初から最後まで眼福にあずかりました。面倒くさがらずに前期も行っておけばよかったですね。
版下絵が数枚展示されていましたが、さすが筆ネイティブはすごいですね。脱帽です。緩急際立つ筆捌き。自分もちょっと筆で何かを描く練習をしないとなぁと思い知らされました。また版木も残されていたようで、彫りの緻密さ、やっぱり日本の浮世絵は技術仕上がり共に世界トップクラスですね。あれだけの仕事をこなしながら、名前は残っていない…彫りの職人の技術はすごいもんです(刷り上っていらなくなった版木が火鉢になるなんて…贅沢な火鉢です)。
ちょっと前の家の水槽ですw
赤金とおたまじゃくしを一緒に飼っていました(今は変態したのが増えてきたので別水槽)。国芳といえば猫が有名ですが、僕は金魚のシリーズも楽しく好きですね。
絵葉書をかったらこんな所にw

追記、大阪市立美術館二階でカザールコレクションが展示されていて、それもまたすばらしい根付や印籠の展示でした。先日は東京いいなとか書きましたが、やっぱり関西も捨てたモンじゃないですね。京都奈良の神社仏閣、彫りに悩んだら答えが電車に乗って観に行けるんですから。

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2011年6月1日水曜日

東洲斎冩楽展

写楽展へ行って…もらいました。
関西在住なんで、なかなか行きたくてもお金と時間の都合上行けないんですよね。
だから茨城に住んでいる大学時代の友達に頼んで送ってもらいました。
東京国立博物館ミュージアムショップでも通信販売をしているようですが、欲しいと思ったら売り切れだったり…確実な方法で入手。
改めてよく見ると写楽の版画は独特の眼力がありますね。引き寄せられて、その視線の先をたどってみたり、そしてその先の風景を想像してみたり。
一年にも満たない間にあの作品群、すばらしい腕前だったんでしょうね。
佐伯祐三みたいに描きたいっていう衝動が製作を突き進めていたような気がします。
しかし、外国にあるのは摺りや状態が一級品ですね。それに比べて日本の保存状態の悪さ。まぁ当時の人たちを責めてもしょうがないので。
今後、これだけの枚数集まる事ないんだろうなぁ。6月12日まで…行けそうにないや。

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